主従関係

「ご主人様と奴隷」の関係性

SMはロールプレイである。
プレイの際は、「ご主人様と奴隷」という関係を常に意識させるようにしている。
奴隷である境遇に被虐感を感じ、そこから快楽を引き出してもらいたいからである。

また、ご主人様と奴隷という構図は、プレイ中の「醒め」にかなり効果があると思う。

SMプレイの大敵に「醒め」がある。
「私、何やってるんだろ・・・」と我に返る、あれである。
これが来ると、何もかもが色褪せたようにつまらなくなる。
SとMでは圧倒的にM側に起こりがちに思う。

原因は以下のようなパターンが多い。
・あまりに痛いお仕置き
 きついスパンキングをバッチンバッチン受けているときなど。
・プレイ中に、ふと気になっていたことを考えてしまう
 (明日の会議の資料、帰ったら作らないと・・・)など
・望まぬプレイ
 スカトロが筆頭。匂いで我に返ることも多い。
・強い羞恥
 排泄姿を見られる。鼻フックをつけた顔を鏡で見せられる。など
・また、何かを言わされるのが苦手なM嬢もいる。
 「〇〇(自分)に〜〜のお仕置きをしてください」と言わされるなど。
 自分で内容を考えて言う必要が生じると、急に冷静になることがある。
 また、自分の声を聞くことで我に返ることもあるように思う。

原因は種々あれど、奴隷の境遇にどっぷり嵌っているM嬢には醒めが訪れにくい。
いかなるご命令も奴隷がお受けするのは当然であり、ご主人様の意のままにいたぶられるのは所与のことと感じるからだろう。

あなたがもし「奴隷のように扱ってください」と言ったって、そうしてくれる人はふつう、周りにはいない。
ご主人様との二人だけの関係を心の底から、たっぷり楽しんだらいい。

醒めた場合の対処
我に返ってしまった場合、少しの間は自力で元に戻そうと試みること。
戻らないようなら、プレイを中断し(セーフワードを使って良い)、
「申し訳ございません・・・我に返ってしまいました・・・」と申告したほうがよい。
30分程度の休憩を挟み、ご挨拶から始めることで、またうまくプレイに入り込めることも多い。

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