SM、スパンキング

ご主人様と奴隷の調教について書いています

責め考察1　スパンキング

2020/04/28
SM随筆
SMプレイといえば鞭、縄、蝋燭、浣腸 etc...
種々ある中、スパンキングは出番がとても多い。
お尻の、たっぷり肉がついているところを叩いている限りかなり安全である。（以下では特に断りがなければ、臀部へのスパンキングについて述べる）
お掃除などもいらない。
強く叩いたり、連打したりと、M女の反応を見ながら痛みのコントロールも容易。
白いお尻が真っ赤に染まるのはとびきり美しい。
さらに、M女がおうちで腫れ上がったお尻を撫でながらひとりえっちできる、お土産付き。

いいことづくしのスパンキング。
スパンキングでどうやって快楽を引き出すかを考えてみたい。

快楽には2種類ある。
精神的な快楽と肉体的な快楽だ。

精神的な快楽はやや複雑だ。
これは背後にある物語のことで、例えば以下のようなものだ。
・躾けや、反省を促すための厳しいお仕置き
・愛情たっぷりに平手でお尻ぺんぺん
・「もっと踊れ」と言われながらご主人様の気が済むまで打たれる笞刑
・囚人と看守、先生と生徒のように細かいシチュエーションを想定してのストーリープレイ
物語は種々あるが、酔えるポイントがだいぶ違う（被虐感、惨めな自分、逃げられないドキドキ感など）。

どのストーリーを楽しむにしても、狙った痛みを与えてやれるのは重要だ。
ここでは肉体的な快楽を考える。
スパンキングの肉体的快楽は、以下の2種類の刺激のブレンドで決まると考えている。
・切り裂くような痛み（叩かれた部位に生じる強い痛み）
スパイス的な苦痛で、強ければ脳に突き抜けるような痛さである。この痛みから快楽を得るにはやや慣れが必要。
・ズシンと響く痛み（臀部を中心に、体全体に広がる衝撃）
こちらは比較的快楽を得やすい。子宮を揺らす、という言い方がされることもあるが、性器周辺への衝撃が概ね快楽になると考えていいだろう。

この2つの痛みをどの程度の割合で与えるかは、道具でかなり決定される。
これを図示したものが次のスパンキング・マップである。
Spanking Map1
切り裂くような痛みを与える道具の特徴は
・硬い
・軽い
・表面積（打撃面）が小さい

ズシンと響く痛みを与える道具の特徴は
・重い
・表面積（打撃面）が大きい

である。

この特徴を理解していると、新規のお仕置き道具を見ただけでどういう質の痛みが与えられるか分かり、無駄なお道具を買うことが減る。
例えば、
金属製のフライ返しは、硬くて面積が小さいから、ヘアブラシのやや左上ぐらいに位置するだろう。
すりこぎや太鼓のバチは、表面積が小さくやや重いから布団叩きの上、メタルロッドの下ぐらいに位置するだろう。
といった具合だ。
スパンキング好きというとお仕置き道具が際限なく増えていくので、手持ちの道具でカバーできないか考えた方がよろしい。
いろいろ試すのも楽しいけどね。

傷痕の特徴
切り裂くような痛みの場合は、皮膚が裂けたような傷がつき、強く打つと出血を伴うことがある。
ズシンと響く痛みは内出血と青あざになる。
通常、赤（叩かれた直後）、紫（1〜3日後）、黄色（4日後）、完治（1週間後）のような経過を辿る。
力一杯叩かない前提だが、ケイン50打、布団叩き100打ぐらいであれば、1週間あればほぼ治り、鞭痕として認識できなくなる印象である。この倍量叩いてもプラス3日ぐらい。
治り方に個人差はあると思うが、「お尻、ひどいことになってる・・・」と思っても、意外とすぐ治ってまたプレイしたくなるのがスパンキングのいいところ。


先ほどのスパンキング道具を、さらにグループ分けしてみる。
Spanking Map2
グループA
このグループ内のものできっちり叩くと相当痛い。
ケインとヘアブラシは泣かせるためのお仕置き道具。
一本鞭は鞭イキの可能性がある。背中や仙骨付近も叩いてみよう。

グループB
体に響く痛みを加えられ、回数をこなせる道具。
愛用は革の貼ってあるパドル。使いやすく、痛みもほどほど。
M女が慣れてくれば、このグループの道具で気持ちよくさせられる。

グループC
持ち手がないなど、使いにくいのでお遊び道具扱い。
100均にあるとついつい目がいく人はたぶん同志。

グループD
痛みを加えるというより、雰囲気を楽しむためのもの。
特に、平手のお尻ぺんぺんは、ご主人様からの愛情だと思って欲しい。
叩く方が痛いぐらいなのだ。
（試しに手の平とお尻、両方ケインで叩かれてみたらわかる。手の平の方が痛い。）


最後に、奴隷が悲鳴をあげる痛いレシピを。
・冷やす
お尻を3分ほど氷水につけさせる。
雪の日ならお尻を雪に埋めさせてもいい。
しっかり冷えたらいつも通りお仕置きスパンキング。
痛さは5割増し。
M女に「お許しください・・・」と言わせられること間違いなし。

・足の裏
足の裏をスパンキング。
ここに、ズシンとくる痛みを与えてもしょうがない（性感帯まで衝撃が届かない）ので、お道具はケイン、ヘアブラシ系がいいだろう。
かなり効きがいい。
しかも、効きがいいということは、あまり強く叩かなくてもいいということになる。
結果、傷痕になることが少ない。お尻以上に目立たない場所だしね。
お手軽にきつーいお仕置きをしたいときにおすすめ。


狙った通りの痛みを与えて、素敵なスパンキングライフを送ろう。
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